八神ユッケです。
今回も結婚する前、まだ東京に居た時の話。
もう少しお付き合い下さい。
そうまでなっても辞めないのは、やはり一流企業というのと私との結婚とがあるから。
そんなに追い込まれてるんならと「会社辞めたら?私も働けばいいだけの話なんだし」と何度か言ってみましたが、「うーん……」と暗い顔を見せるだけでした。
ある日、家の近くの中華屋で夕飯がてら二人でお酒を飲んでいた時。
以前、私の親に挨拶をしに東北の実家に彼が来た事がありました。
お酒を飲みながら、二人でその時の話をしていると。
彼がポツリと
と一言。
温かく迎えてもらったのが忘れられなかったみたいで、弱っていた彼にはその時の記憶がかなり深く刺さっていたみたい。
私が冗談で
それから、彼は仕事を辞め約二ヶ月後に引っ越し。
まさか、ここから貧乏生活に突入するとは思っていませんでした。