先日、昼ごろ。
近所にクマが出たとの通報があったとの事。
田舎あるあるだとは思うのですが、朝とお昼の音楽やらから家事の出動要請など、色々と流してくれるスピーカーが各所に設置されています。
私はその時仕事中だったのですが、昼頃熊が出たと注意を呼び掛ける放送があったが大丈夫だったのかと、母から夕方に電話がありました。
場所は仕事からの帰り道。
徒歩で帰る私たちは鉢合わせたら大変ですが、幸い無事に帰って来られました。
最近暖かくなってきたので、熊も冬ごもりから目覚めたんですね。
春だなあと思う出来事でした。
これだけじゃあれなんで。
知っていた方がいいかもしれない、熊に遭遇した時の対処方を。
▼熊に遭遇したら
熊は本能で逃げる相手を追いかける習性があります。走って逃げるのは絶対にやめましょう。因みに熊は自足60Kmで走る事が出来るので、逃げた所で無駄です。
近くに自分の車がある場合は別ですが。
目を逸らすのも危険です。対峙したまま動かず、向こうが去るのを待つか、視線を合わせたままゆっくりと後退しましょう。
熊がこちらに気づいていない場合も、熊の様子を伺いながらゆっくりと後退しましょう。
興奮させてしまうかもしれないので大声を出すのもやめた方がいいでしょう。
両腕を上げてゆっくりふるか、上着を脱いで上に掲げれば、自分より大きい相手と認識して立ち去ってくれるかもしれません。
間違っても死んだふりはしないようにしてください。
▼熊が近くまで来てしまったら
熊は蛇が苦手なようです。
もしベルトがあったら外して振り回してみましょう。ベルトを蛇と勘違いしてくれるかもしれません。
もし近くに登れそうな木があったら登りましょう。熊も気を登れますが地上で襲われるよりはましです。熊が登ってきたら足で撃退しましょう。
▼そんな暇も無かった。襲われちゃった
手で後頭部を守りつつうつ伏せになりましょう。
頭部とお腹を守ります。
リュックを背負っていれば背中も守れます。これで助かった例もあるそうです。
▼子熊には近づくな
子連れの母熊は神経質になっていて、とても攻撃的になっています。
子熊を見つけたら必ず母熊も近くにいるので絶対に近づかないようにしましょう。
写真を撮りたいと思うかもしれませんが、ここはぐっと我慢です。
山に入る際は、熊撃退スプレーなるものが売られているそうなので携帯していくといいかもしれません。
以上、私が知っている熊の対処法です。
実際遭遇したら冷静に対応出来るかどうかはわからないですけどね。
熊は臆病なので向こうもなるべくなら人間とはちあわせたくはないのです。
この辺りの小学生は、ランドセルに鈴をつけていたりします。
山菜を、採りに行く人も腰にラジオを着けて音を流しながら山に入ったりと、なるべく熊がこちらの気配に気がついて近づいて来ないような対処はしています。
遭遇しないのが一番ですからね。
皆さんも熊に出会った際は役立てて下さいね~。
※注意※
上記は月の輪熊の対処法です。
体格が更に大きく攻撃的なヒグマの場合はまた違うかもしれません。